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団地元気化計画 -元気高齢者育成を目指す仮住処による団地再開発-

横浜市の大規模市営住宅「野庭団地」では現在、建替えによる団地再生が検討されている。市営住宅の住民は低所得高齢者がほとんどで、若く元気な世帯は少ない。しかし規模が巨大ゆえに住民は建替えの際の仮住まいを団地外で確保しなければならない。そこで団地内の学校跡地を仮住まいとして現状コミュニティを維持しつつ新街区を計画し、日本の伝統的な建築更新手法「遷宮」「造替」を設計手法に取り入れ段階的な団地の更新を提案した。敷地調査では実際に団地のイベントに参加し、そこで得た住民の潜在的な課題や日常を空間として提案に反映させた。仮住まい期間に元気高齢者を増やすことで団地を活気づける新しい団地再生手法を追究した。

DATA

  • Category
  • Age
  • Design
  • Diploma
  • 2019
  • 荒木鴻歩